学校説明会での確認ポイント 教育編
教育理念や教育方針が家庭の方針と合致するかは最も大切な部分です。
私立学校では、校長先生の考えや方針が学校全体に大きな影響力を持っていることも少なくありません。
校長先生の説明によって、進学指導に重点がおかれているのか、しつけに重点をおかれているのか、
また宗教系の学校の場合、宗教行事に熱心なのか、などが見えてきます。
この時点で「この学校は自分の子どもの個性や実力を十分伸ばしてくれるのかどうか、子どもが成長できる環境なのか」
について検討してみてください。
続いて、教頭先生や教務主任の先生から、カリキュラムの特色やクラス編成、学習指導の面での具体的なお話があります。
進学志向の強い学校では、学力向上のために先取り学習の体制を取り入れているのが特徴ですが、
成績不振者に対するフォローは十分かどうか、そのための補習がどのように実践されているのかなども
チェックしたいところです。
また、大学受験に対応するためのコース別学習が、いつから、どのような形で行われるのかも大切なポイントです。
その他にも習熟度別授業が行われているのかどうかも気になるところです。
さらに学習面とは別に、学校行事、修学旅行、海外研修、クラブ活動、カウンセリング体制など情操面での教育が
どのように施されているのかもチェックしたいところです。
どんなに素晴らしい進学実績を誇る学校であっても、子どもたちが生き生きと活動できるような配慮がなされていなければ何にもなりません。
心の教育が叫ばれている昨今、特に学校側の情操教育に取り組む姿勢も志望校選定の重要な要素と言えます。
ここ数年で、様々な教育改革を断行する学校も増えました。
共学化やコース制の導入、カリキュラムの変更や新校舍の建設など各学校によりアプローチは様々ですが、
より良い教育を実現するための施策に取り組まれています。
そこで、それらの改革が生徒の側に立った配慮が十分になされているか、独自性や将来への展望を具体的に示してくれているか
などについても検討する必要があります。
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